(2)都市気候環境研究グループ - 日本地理学会

                             活動報告:

                                   代表者  高橋日出男

2022年度には、秋季(9月)および春季(3月)の学術大会に合わせて研究グループ集会を開催した。また、研究グループが今後予定するシンポジウムと関連し、研究グループの活動内容について議論を行った。

1)研究グループ集会

[秋季学術大会時集会]2022年9月24日(土)13時~15時、於 香川大学、参加者約10名。

中川清隆*・渡来 靖(立正大):「都市ヒートアイランド研究の古典40選における日本文献の位置付け」

日下博幸(筑波大):「都市がサーマルと積雲に与える影響について レビュー」

[秋季学術大会時集会]2023年3月26日(日)13時~15時、於 東京都立大学南大沢キャンパス11号館201室。

山口隆子*(法政大)・三坂育正(日本工業大):「千代田区「ヒートアイランド対策計画」の見直し」

菅原広史(防衛大):「都市気候におけるいくつかの誤解について」

2) 今後の活動内容について

研究グループ集会等での議論を契機に、都市気候(特に都市ヒートアイランド)研究において、研究者が必ず目を通しておくべき古典的研究に関する共通認識形成の重要性が共有された。研究グループメンバーによって、改めて日本の都市気候研究を現象面と手法面とからレビューを行い、地理学分野の都市気候研究者が必ず読むべき古典を選定しなおすことなども本研究グループの今後の重要な活動内容であることが認識された。