(23)サービス化と流通の地理学研究グループ - 日本地理学会

代表者 秦 洋二 

2021年度は2020年度に引き続きコロナウイルス感染拡大の影響により、大会がオンライン開催となったこともあり、例年大会期間中に実施している研究グループのビジネスミーティングや研究発表会を行うことができなかった。研究グループのメンバーはオンラインで不定期にミーティングを実施しているが、メンバーからは、企業調査を断られたり、調査のための出張に行くことさえも困難になっているとの声があり、こうした状況下にあって研究グループとしてどのような活動が可能なのか模索を続けている状況である。しかし、少しでも研究グループとして前進できるよう、鋭意努力を続ける必要があると考えている。今後も、コロナ禍におけるサービス業、流通業の動向に対してどのような地理学的アプローチが可能かの検討など、研究グループとしてさまざまな取組みを行っていきたい。

その他の活動としては、当グループの世話人の一人である中村 努会員が2021年『人文地理』学界展望(流通・交通・サービス)を執筆するにあたり、グループとして情報提供を行った。また、当グループの世話人の一人である駒木伸比古会員(愛知大)の尽力により、研究グループの情報発信Blog(アドレス http://ajg-sdgeography.seesaa.net/)において研究集会の予定や実施報告などを随時発信している。より多くの方々に当研究グループの活動を知っていただく機会になれば幸いである。