(4)土地利用・陸域変化研究グループ - 日本地理学会

代表者   木本 浩一

 2019年度は、日本学術会議HD分科会およびGLP小委員会との連携を重視した活動を行った。5月の日本地球惑星科学連合大会(JpGU)では、国際セッション”Enhancing Integrated Research for Sustainable Future: a human geoscience perspective”(H-CG28、代表:氷見山幸夫)の一翼を担い、口頭発表6、ポスター発表5を得た。また2020年5月のJpGU大会に向けてもすでに前年と同名のセッション (H-CG24 代表:氷見山幸夫) を開設し、発表募集等準備を進めている。グループメンバーの春山成子、氷見山幸夫ほかは日本学術会議の大型研究計画募集に応募した計画案「アジアにおける陸域システムと土地利用の持続可能性向上に向けた総合的研究:代表大黒俊哉」の立案に中心的に携わり、その計画案は「学術大型研究計画」として承認された。
 また、本研究グループでは若手研究者の育成と隣接分野との交流を重視してきた。9月の日本地理学会(新潟大学)では、呉喜芳氏(千葉大学大学院環境リモートセンシングセンター・院)から「Xifang Wu, Wei Yang, Akihiko Kondoh “Extraction and change analysis of winter wheat planting area in the North China Plain based on Sentinel-2 and MODIS data”」の報告を得た(参加者12名)。
 さらに、Indian Science Congress Association(University of Agricultural Sciences, Bangalore, Jan. 3-7, 2020)では、Earth System Science for Resilience and Disaster Risk Reductionのシンポジウムにおいて、木本が「Enclosing the Earth: Protected India」と題する招待講演を行った。本シンポジウムは、これまでのインドにおけるLUCC研究者との交流の成果でもある。


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