第53回風に関するシンポジウムの開催および講演募集(共催)(第2報)

1.幹事学会 水文・水資源学会 

2.共催学会(予定を含む) 大気環境学会,土木学会,日本海洋学会,日本風工学会,日本気象学会,日本建築学会,日本航空宇宙学会,日本砂丘学会,日本沙漠学会,日本生物環境工学会,日本雪氷学会,日本地理学会,日本熱帯農業学会,日本農業気象学会,日本流体力学会,農業施設学会,農業土木学会(五十音順).

3.日時 6月21日(木)10時~17時.

4.場所 東京大学弥生講堂・一条ホール 文京区弥生1-1-1 東京大学農学部内(南北線「東大前」駅下車徒歩1分.千代田線「根津」駅下車徒歩8分) 

5.プログラム概要 1)基調講演(10:10~12:30):「さまざまな地球表面と大気間の乱流輸送観測に関する諸問題」.渡辺 力(北海道大・低温科学研究所):「フラックス輸送に寄与する渦の姿と観測上の問題点」(タワーフラックスの現場で問題になっている熱収支不均衡問題を背景として,LESを用いて水平一様な地表面上の乱流解析を行った.その結果を用いて,接地境界層におけるフラックスの輸送に寄与する渦の姿を明らかにし,代表性のあるフラックスを1地点の測定によって同定しようとする際の問題点を議論する),神田 学(東京工業大・国際開発工学専攻):「都市域における乱流観測の現状と展望」(都市域における乱流観測は,主に都市気象的な関心からエネルギー収支の把握を目的として行われてきたが,観測実施上の制約が多く,データは少ない.しかも人間活動・地表面の多様性などの影響を受けるため,その統一的解釈が難しいとされてきた.講演では,現在までに得られているさまざまな実都市での観測データと,屋外の模型都市実験プロジェクトで得られたデータを包括的にレヴィユーし,都市の持つ多様性にもかかわらず,その空気力学的・熱収支的挙動には定量的にかなりの共通性が認められることを紹介する),塚本 修(岡山大・自然科学研究科):「海面上における乱流フラックス測定の現状と課題」(地球上の70%を占める海面と大気との相互作用の重要性は言うまでもないが,陸面過程でのフラックス測定に比べて,(特に外洋上で)乱流フラックスの直接測定が普及していない.もっぱらバルク法での推定にとどまっている.最大の原因は観測プラットフォームを得ることが容易でなく,しかもそれが動揺する,ということである.この問題を含む熱や運動量,二酸化炭素などの乱流フラックス測定の現状と問題点を報告する).2)一般講演(13:30~16:30):生態系,都市,海洋,雪氷面,沙漠などでの乱流輸送観測のほか,広く風に関する講演を募集(講演時間は討議とも15分).3)総合討論(16:30~17:00).プログラムの内容が決定次第,水資源学会ホームページ(http://www.jshwr.org/oldpages/modules/news/) に掲載.

6.参加費 無料(資料代1,000円).

7.参加・講演申込み シンポジウムへの参加・講演を希望される方は,水文・水資源学会ホームページ(http://www.jshwr.org/oldpages/modules/news/)から,参加申し込み用紙をダウンロードして,必要事項を記入の上,下記申込先までe-mail添付にて,講演要旨とともにお送り下さい.講演要旨は,A4用紙1枚を用い,表題,著者,本文を書き込む.図表掲載可だが,PDFでセーブしたものを送付.先着順で受付.

8.プログラム 講演申込み締切り後,参加者に連絡.

9.講演発表の申込期限 4月20日(金)必着.10.懇親会 シンポジウム終了後,予定.11.問合せ先 〒606-8502 京都市左京区北白川追分町 京都大学農学研究科地域環境科学専攻 谷  誠