日本地理学会『日本における亜高山・高山域の植生・環境変遷史』研究グループ 公開シンポジウム開催(第1報)

日本地理学会「日本における亜高山・高山域の植生・環境変遷史」研究グループ(代表:千葉大学園芸学部・沖津 進)では,下記の要領で公開シンポジウムを開催することにいたしました.
基調講演を含むセッションは以下を計画しています.
詳細は第2報以降で,あらためて御案内します.

1.テーマ 日本における亜高山・高山域の植生・環境変遷史
2.日 時 2010年12月11日土曜 10時~17時(予定)
3.会 場 信州大学理学部(松本市)
4.主 催 信州大学山岳科学総合研究所,日本地理学会「日本における亜高山・高山域の植生・環境変遷史」研究グループ
5.セッションと話題提供者および講演予定内容(発表題名ではありません)
1) 基調講演
 町田 洋(都立大名誉教授・日本第四紀学会前会長):北アルプスとその周辺の地史及びそれらの第四紀学的意味
2) 堆積物の層序や年代
 植木岳雪(産総研):北アルプス周辺の地層の年代観や編年手法
 苅谷愛彦(専修大):北アルプス周辺の大規模地すべりと古環境研究
 竹下欣宏(信州大):北アルプス周辺の第四紀テフラ
3) 古植生
 沖津 進(千葉大):北東アジア沿岸,海洋域の植生から見た日本の高山・亜高山帯の植生地理
 百原 新(千葉大):大型植物化石分析による最終氷期以降の植物群の変遷
 守田益宗(岡山理科大):日本における亜高山・高山域の植生変遷史
 三宅 尚(高知大):白馬村や魚沼丘陵における花粉分析からみた植生変遷
4) 亜高山・高山域の植生・環境変遷史(事例研究)
 公文富士夫(信州大)・河合小百合(信州大):信州の湖沼堆積物からさぐる氷期の古環境
 原山 智(信州大)・河合小百合(信州大):上高地学術ボーリングから判明した地形発達史と山岳の環境変遷
 富樫 均(長野県環境保全研):信州の湖沼・湿原堆積物と過去数万年の植生変遷