先日,文科省より,「学術研究の大型プロジェクトの推進について(審議のまとめ)(案)」が公表され,それに関する意見募集の実施が始まりました.
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/22/09/1297382.htm
その大規模プロジェクトの18個の中に,地理学連携機構が事業主体の1つになっている「地域の知」プロジェクトが入っています.
このプロジェクトは
題名 「地域の知」の資源のグローバルな構造化と共有化プラットフォーム
中心となる機関 京都大学地域研究統合情報センター
東京大学空間情報科学研究センター
地域研究コンソーシアム
地理学連携機構
費用 開発費20億円,年間運営経費7億円(総額90億円)
期間 2010-2019(2010-2014開発期間,2015-2019運用期間)
内容 地域の知の研究資源(古文書,古地図など)を収集・デジタル化,構造化する.地域の研究の飛躍的発展に資する.収集,保存管理,検索,分散利用のため共有化プラットフォームを開発・構築し,恒常的拠点を形成する.
見込まれる成果 地域固有の社会・環境に立脚してグローバル化時代の地球社会的問題に関する重層的・多元的な理解と解決策策定に資する.地域情報整備に協力し,開発途上国支援となる.
特色 多言語対応,様々な地名や暦,曖昧性などに対応する世界に例のない顕著な特色を持つ.
計画成熟度 日本学術会議提言で内容は検討ずみ.地域研究コミュニティは,地域研究コンソーシアムを設立済み.地理学コニュミティは地理学連携機構を設立し,推進を進めている.
審査結果は,評価①がA 評価②がCでした.
評価①とは,コミュニティの合意,計画の実施体制,共同利用体制,計画の妥当性で,
評価②とは,緊急性,戦略性,社会や国民の理解です(より詳細はサイトにある「学術研究の大型プロジェクトの推進について(審議のまとめ)(案)」 【概要】(PDF:138KB)13ページを参照).
つきましては上記プロジェクトが緊急性,戦略性,社会や国民の理解に関して,重要であるという意見がありましたら,是非,提出されるようお願い申し上げます.
提出期間は,10月12日(火曜日)までで,意見用紙は,上記サイトよりダウンロードをお願いいたします.