巡検は,先着順に受け付けます.巡検に参加を希望される方は,それぞれの班の申込方法・締切9月10日(月)までにお申し込み下さい.折り返し,参加費の支払方法と当日の案内をお知らせします.
第1班 渥美半島の特異な植物分布について考える――東海丘陵要素の地生態学的検討.東海丘陵ジオパークの可能性を探る――
趣 旨
瀬戸地方から中津川付近にかけて広がる土岐砂礫層の分布地域は,シデコブシ,ハナノキ,ヒチツバタゴなど,東海丘陵要素と呼ばれる特異な植物相をもつことで知られている.一方,渥美半島やその付け根にあたる地域には土岐砂礫層は分布しないが,シデコブシやシラタマホシクサ,ミミカクグサ,ミカワバイケイソウなど,やはり東海丘陵要素に含まれるさまざまな植物が分布する.このような植物の分布を支える地形・地質条件と自然史はどのようなものだろうか.今回の巡検ではいくつかの湿原を訪ね,共通する条件を探る.
集 合
10月4日(月)9時40分: 豊橋駅
解 散
10月4日(月)17時頃: 豊橋駅
コース
豊橋駅-葦毛湿原-藤七原湿原-黒河湿地-椛のシデコブシ分布地-伊川津のシデコブシ分布地-豊橋駅
案内者
小泉武栄(東京学芸大),富田啓介(名古屋大)
募集人数
30名(雨天決行)
参加費
3,000円(資料代,現地でのバス代)
地形図
2万5000分の1地形図「豊橋,老津,二川,田原,野田」
参加申込み・問合先
申込方法 参加者氏名,住所,電話番号,メールアドレス,所属を記入したメールを下記宛にお送り下さい.
〒150-0046 東京都渋谷区松濤1-25-8 松涛アネックス2F 自然保護助成基金 目代邦康
電話 03-5454-1789 FAX 03-5454-2838 e-mail: 2010ajgex@gmail.com
第2班「環境負荷軽減のための大都市交通システムを考える――名古屋市の交通政策を聞き,見て,学ぶ――」
趣 旨
この巡検では,名古屋市および周辺地域の交通政策について,行政および公共交通事業者からの聞き取りを通じ,また先端交通モードの現場を視察することによって,現状に対する認識を深め,課題を検討し,さらに将来の展望について議論することを目的としている.名古屋市においては,自家用車への依存が高い地域のなかで,基幹バス,ガイドウェイバス,リニモといった先端交通モードの導入が盛んであり,さらに積極的な交通政策を実施している.これらの導入の経緯,その成果,および今後の展望について考えるとともに,環境政策においても重要な自動車交通抑制の課題を検討する.また近年,全国的傾向となっている公営バス事業改革が,公共交通ネットワークの維持にとって重要なテーマとなっていることから,市営バス事業の経営健全化計画についても認識を深めたい.
集 合
10月4日(月)8時45分: 地下鉄名城線市役所駅北改札口(付近)
解 散
10月4日(月)16時30分: リニモ陶磁資料館南駅(予定)
コース
市役所駅―基幹バス視察―名古屋ガイドウェイバス本社(名古屋市役所総務局総合調整部交通政策室および名古屋ガイドウェイバス株式会社からの聞き取り,施設見学)―大曽根駅(各自昼食)―リニモ本社・車両基地(愛知高速交通株式会社からの聞き取り,施設見学)―陶磁資料館南駅
案内者
土`谷敏治(駒澤大),井上 学(平安女学院大),今井理雄(駒澤大・応用地理研)
募集人数
40名
参加費
1,000円(リニモ乗車分を除く交通費.リニモ乗車分については各自お支払い頂きます.)
地形図
2万5000分の1地形図「名古屋北部」,「瀬戸」
その他
すべて公共交通を利用した移動になります.なお解散後の行程は,時間に余裕を持って御計画下さい.
参加申込・問合せ先
申込方法 参加者氏名,住所,電話番号,所属をメールにて下記宛お送り下さい.
〒154-8525 東京都世田谷区駒沢1-23-1 駒澤大学文学部地理学科 土`谷敏治
電話・FAX 03-3418-9259 e-mail:tutitani@komazawa-u.ac.jp