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(6)中国地理研究グループ - 日本地理学会
- 活動報告:中国地理研究グループ
代表者 小野寺 淳
ちょうど1年間の延期を経て、2021年3月13日(土)10時~12時にZoomを用いたオンラインの研究集会を開き、王 天天氏による「転換期中国都市における郊外の形成と住民のライフスタイル」および劉 天野氏による「中国内陸型工業都市における商業集積の形成と変容―長春市を例として―」の研究発表を得ることができた。若手研究者の博士論文に基づいた有意義な発表会になった。
2022年3月には春季学術大会の開催に合わせて、滋賀短期大学学長の秋山元秀会員から「日中地理学会議の発足とその意義―日中地理学交流の一コマとして―」というテーマの研究発表をしていただき、中国地理研究をめぐるこれまでの営みを回顧する企画を用意していたが、COVID-19の感染の再拡大にともなって、開催延期の措置をとることとなった。新年度において状況を見極めながら、この企画を実現させたい。
対面の研究集会がなかなか開けずにいるが、オンラインの活用によって日本国内各地のみならず中国など国外からの参加が比較的容易に期待できるとも言える。また、中国における現地調査の実施が見通せないことも大きな課題ではあるが、当面はどのような研究活動をしていくべきか、そして当研究グループとしてもどのような方向へ踏み出すべきか、意見交換を進めていきたい。