(8)中国地理研究グループ - 日本地理学会

代表者   小野寺 淳

2016年3月の早稲田大学教育学部で開催された春季学術大会においては、研究グループ集会を開いて二人の研究者から研究発表・話題提供をしていただいた。謝 陽氏(お茶の水女子大学基幹研究院研究員)には「農地生産体制変換下の生漆生産―中国湖北省恩施州の漆畑―」というテーマで、劉 雲剛氏(中山大学教授・東京大学客員研究員)には「中国における都市化の動向と課題―地方都市からのアプローチ―」というテーマで、御報告いただき、有意義な質疑応答と意見交換をすることができた。

2017年3月の筑波大学で開催される春季学術大会においても、中国から訪日されている研究者をお招きして研究グループ集会にてお話しいただく予定である。曹 栄林氏(南京大学建築与城市規劃学院退休教授)の報告テーマは《地理学在城乡规划中的应用──以中国河南省滑县城乡总体规划为例》(地理学の都市農村計画における応用―中国河南省滑県都市農村総合計画を例に―)であり、日本語の通訳を置く。中国の実際の状況に即した議論が大いに期待される。さらにビジネスミーティングの時間も取り、今後のグループ活動の展望などについても話し合うことになるだろう。

 


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