2025年春季学術大会 大会案内

1. 大 会 日 程

3月18日(火) 15時00分~17時00分 臨時総会・代議員会(3号館207教場)
3月19日(水) 9時00分~16時00分 口頭発表
  10時00分~17時00分 ポスター発表 (コアタイム:16時00分~17時00分)
  9時00分~12時00分 シンポジウム1(公開):日本地理学会百年の歩みとこれから(第1会場)(日本地理学会理事会主催)
  9時00分~12時00分 シンポジウム2(公開):次期改訂に向けての小中高地誌学習の新たな方向性――GIS・フィールドワーク・エージェンシー――(第2会場)(日本地理学会地理教育公開講座委員会主催)
  13時00分~15時55分 シンポジウム3(公開):避難の地理学――避難に関わる様々な課題の解決に向けて――(第1会場)(日本地理学会災害対応委員会主催)
  13時00分~16時00分 シンポジウム4:Management geography: Introducing management perspectives in geographical research(第2会場)
  16時15分~16時45分 表彰式(第1会場)
  18時00分~20時00分 懇親会「百周年記念祝賀会」(3号館1階Kitchen駒膳)
3月20日(木・祝) 9時00分~16時00分 口頭発表
  9時00分~15時00分 ポスター発表(コアタイム:13時00分~14時00分)
  9時00分~15時00分 高校生ポスターセッション(公開)(コアタイム:12時00分~13時00分)
  9時00分~12時00分 シンポジウム5(公開):初等教育における世界的な視野の獲得について(第1会場)(日本地理学会地理教育専門委員会・日本学術会議地理教育・ESD分科会主催)
 

9時00分~12時00分

シンポジウム6:日本における持続可能な観光の諸相と地域的条件(第2会場)
  13時00分~17時00分 シンポジウム7:植生地理学のこれまでとこれから――地理学的視点からの植生研究の進展をめざして――(第1会場)
  13時00分~17時00分 シンポジウム8:『日本の都市地理学研究』をこえて(第2会場)
  13時00分~16時10分 シンポジウム9:ジオラマ地理学の課題と可能性――地理学の根源を探る――(第3会場)
  14時00分~17時00分 研究グループ集会
3月21日(金) 10時00分~17時00分 巡検第1班 「学会創設者山﨑直方の墓所と旧邸を訪ねる」
  13時00分~17時00分 巡検第2班 「路線価図で街歩き 中目黒~渋谷」

2.大 会 会 場 

駒澤大学 駒沢キャンパス 種月館(3号館)
〒154-8525 東京都世田谷区駒沢1-23-1

受付 3号館2階ウィステリア 第8会場 3号館5階
第1会場 3号館2階 第9会場 3号館5階
第2会場 3号館3階 ポスター会場 3号館4階
第3会場 3号館3階 高校生ポスター会場 3号館2階
第4会場 3号館3階 書籍等展示 3号館2階
第5会場 3号館3階 会員控室 3号館2階,3階
第6会場 3号館3階 懇親会 3号館1階「Kitchen駒膳」
第7会場 3号館5階    

キャンパスマップ

3.会場への交通案内

東急田園都市線「駒沢大学」駅下車.「駒沢公園口」出口から徒歩約10分.大会期間中,北門は閉じておりますので正門からお入り下さい.なお,駐車スペースがありませんので,自動車での入構は御遠慮下さい.
会場への交通アクセス 

4.大会参加の諸費用

事前支払大会参加費: 正会員 3,000円
  正会員(学生会員(院生)) 1,500円(学部生は無料)
  一般(非会員) 3,500円
  院生(非会員) 2,000円
当日支払大会参加費: 正会員 4,000円
  正会員(学生会員(院生)) 2,500円
  一般(非会員) 4,500円
  院生(非会員) 3,000円(ただし,学部生・高校生以下は無料)
事前支払懇親会費   5,000円(院生・学部学生2,000円)
当日支払懇親会費   6,000円(院生・学部学生2,500円)

公開シンポジウムおよび高校生ポスター発表のみ参加される非会員の大会参加費は無料です.
発表要旨集:2,000円 会場受付で販売します.
当日支払大会参加費の領収についてはレシートを発行します.特に,領収証を必要とされる方は,受付手続きの際にお申し出下さい.

5.シンポジウム概要

・シンポジウム1:日本地理学会百年の歩みとこれから

 2025年は日本地理学会創立100周年のため,大会において記念シンポジウムを理事会主催で開催する.内容は近年の会長・理事長・学術会議会員などを中心に,『百年史』の内容を紹介する.
プログラム

・シンポジウム2:次期改訂に向けての小中高地誌学習の新たな方向性
         ――GIS・フィールドワーク・エージェンシー――

 地理教育公開講座は,フィールドワークを大切にする地理学者と地理教育研究者が検討を重ねてきた.今回のテーマ「次期改訂に向けての小中高地誌学習の新たな方向性―GIS・フィールドワーク・エージェンシー―」は,今後の地理教育の改革を進めていくうえで今までの公開講座で課題となっている小中高における地誌学習とGIS・フィールドワークとの連携,新しい教育動向であるエージェンシーの可能性について,議論を深めたい.
プログラム

・シンポジウム3:避難の地理学――避難に関わる様々な課題の解決に向けて――

 空間と時間軸に関わる避難は,災害地理学における重要な課題である.本シンポジウムでは,避難という防災の実践的課題をテーマとし,これに取り組む研究者や専門家による知見を共有する.そして,防災情報の扱い・避難支援・避難行動分析・学校防災・避難所・ハザードマップ,さらに被災現場での体験等の視点から,「災害時の避難」における地理学のこれまでの貢献や,今後の課題について議論したい.
プログラム

・シンポジウム4:Management geography: Introducing management perspectives
          in geographical research

 本シンポジウムは,本学会員とともに,海外から複数のスピーカーを招き,経営地理学をテーマとする国際シンポジウムとして開催したい.具体的には,国際ビジネス研究者と経済地理学研究者より,現実,関係,相対空間および仮想空間における経営主体の社会経済的・認知的空間活動の分析視点を紹介したい.シンポジウムでは,グローバル化する世界において,特定の場所や地域における経営上の意思決定や実践との関係を理解するために,経営的行動と地理的空間行動を理論化するに際し,経営地理学が果たす役割と可能性について議論したい.
プログラム

・シンポジウム5:初等教育における世界的な視野の獲得について

 持続可能な社会の担い手の育成のためには,地球的課題の解決に向かう態度を形成する資質・能力の向上を図り,世界的な視野を獲得することが欠かせない.しかし,小学校の外国語,国語,音楽等では外国文化の学習が教材化されているにもかかわらず,社会科では諸外国の学習が極めて少ない.さらに外国をルーツとする児童が増加し,多文化共生社会の構築のためにも小学校における世界の諸地域を学習する意義について議論したい.
プログラム

・シンポジウム6:日本における持続可能な観光の諸相と地域的条件

 本シンポジウムの目的は,日本国内の持続可能な観光の諸相について具体的な地域事例に基づいて解明し,また持続可能な観光に関連する地域の社会・経済的諸条件を考察することである.
プログラム

・シンポジウム7:植生地理学のこれまでとこれから
         ――地理学的視点からの植生研究の進展をめざして――

 植生に関する研究は主に生物学(植生学や生態学)によって行われているが,地理学に基礎をおく植生研究(植生地理学や地生態学)も特色ある成果を残してきた.本シンポジウムでは,従来の研究成果を振り返りつつ,今後取り組むべき課題について議論したい.植生分布の成立には気候や地形・地質,土壌,人間活動などの諸要因がかかわっているので,植生地理学以外の分野からの意見も交えて,今後を展望する場になることを期待したい.
プログラム

・シンポジウム8:『日本の都市地理学研究』をこえて

  オーガナイザーは2024年3月に『日本の都市地理学研究』を刊行した.この本は46名の都市地理学研究者が自分の得意分野を総括し,研究の問題点と将来展望を提示するという共通のスタイルで書かれている.しかし,この本ではカバーしきれていない都市地理学の分野が存在する.そこで,今回のシンポジュウムでは,この欠けている分野の研究者の報告を中心に議論したい.とくに,若い世代の研究者の発言を促したいと考えている.
プログラム

・シンポジウム9:ジオラマ地理学の課題と可能性――地理学の根源を探る――

  地理学は景観や場所を手がかりに地域の理解を進めてきた.それらを構成する要素の関係性や構造をいかにしてとらえ解明するか,その面白さをいかに伝えるかという課題がある.この課題に対しては3次元の造形媒体であるジオラマの利用が有効である.地理学的な関心を追求するプロセス,あるいはそれを伝える手段としてジオラマが活用できる.本シンポジウムでは研究事例や実践をもとにジオラマ地理学の課題と可能性を議論する.
→プログラム

6.食事の案内
 大会期間は大学の長期休暇中にあたるため,学内の食堂およびコンビニエンスストアは利用できません.そのため,大変申し訳ございませんが昼食は各自で御準備願います.ただし,近隣には多くのレストランやコンビニエンスストアが立地しております.

7.託児所について
 世田谷区は現在,一時保育を受け入れることができる施設がほとんどないのに加え,受け入れている施設も区在住者に限っているものが多いため、託児所の設置は困難な状況にあります.託児所利用希望の方には外部施設等をご利用いただき、利用料に対する補助支援を行います.詳細は別途,日本地理学会事務局までお問い合わせ下さい.

8.巡検の集合時間・場所

第 1 班 日本地理学会百周年記念巡検「学会創設者山﨑直方の墓所と旧邸を訪ねる」
3月21日(金) 10時 西武多摩川線多磨駅
第 2 班 路線価図でまち歩き 中目黒~渋谷
3月21日(金) 13時 東急東横線中目黒駅

9.口頭発表について
 プログラム中の人名の*印は口頭発表者を表します.発表時間は討論・交代時間を含めて19分とし,1鈴12分,2鈴15分(発表終了),終鈴19分(討論終了)となります.発表時間枠が固定されていますので,発表者および座長は発表時間を厳守して下さい.
なお,液晶プロジェクターの使用者はWindows版のPowerPoint 2021で正常に表示されることを確認したファイルを, USBメモリー (Type-A端子,Windows で読み込めるフォーマット)に保存して御持参下さい.会場校で用意するPCのOSはWindows 11です.事前に各自で必ずウイルスチェックを行い,発表会場の午前,午後の最初の発表開始20分前までに会場係に渡して下さい.報告後,パソコン上のファイルは御自身の責任で削除をお願いいたします.

10.ポスター発表について
 ポスター発表は,3月19日(水)10時~17時と20日(木)9時~15時に,ポスター会場(3号館4階)で行います.展示場所を指定しますので,この場所で口頭説明を行って下さい.口頭説明の時間は任意ですが,今大会では,19日(水)の16時~17時と20日(木・祝)の11時40分~12時10分を口頭説明のコアタイムとして設定します.発表者はこの時間帯に20分程度の口頭説明と質疑応答を行って下さい.ポスターの標準的なサイズはA0サイズ(841mm×1189mm)1枚です(このサイズ以下であれば掲示は可能です).会場での資料等の配布は自由です.
 掲示方法は会場係の指示に従って下さい.掲示に必要な画鋲類は,用意しております.展示物は3月19日(水)9時から掲示できます.3月20日(木・祝)15時から16時の間に各自の責任で片付けて下さい.20日(木・祝)16時の時点で片付けられていないポスター等は,大会実行委員会にて処分します.

11.出張依頼状について
 出張依頼状の必要な方は,1.出張期間 2.依頼状提出先 3.依頼状送付(返信)先を明記し,切手を貼付した返信用封筒を同封の上,学会事務局へお申し込み下さい.

12.地域調査士,GIS学術士相談室の開設について
 資格専門委員会では地域調査士,GIS学術士制度相談室を開設します.科目認定申請に関わる大学関係者対象の事前相談の場として御活用下さい.
 日時:3月19日(水)13時~15時
 場所:3号館8階3-801教場

13.無線LAN利用について
 大会当日は,eduroamによるインターネット接続が利用可能です.eduroamに参加している教育研究機関の御所属の方は,以下のWebページを参考に事前に利用アカウントの申請と利用端末の設定をお願いします.
eduroamJP:https://www.eduroam.jp/
また,駒澤大学で発行したゲストアカウントも利用可能です.接続に必要な情報については会員控室ならびに受付に掲示します.ゲストアカウントは数が限られていますので,御利用になれない場合があります.

14.学内での喫煙について
 指定喫煙所以外での喫煙は禁止されています.キャンパス内の喫煙場所は,会場となる種月館(3号館)の東側に建つ7号館の南側(駒沢公園側)にあります.詳しくは会場係にお尋ね下さい.

15.大 会 役 員
大会実行委員長:𡈽谷敏治
大会実行委員:江口 卓,小田匡保,小野映介,鈴木重雄,鈴木秀和,須山 聡,瀬戸寿一,高橋健太郎,田中 靖,西山弘泰,平井幸弘,辻川智子,佐藤貴之

 

口頭発表座長表

 

3月19日(水)午前

3月19日(水)午後 3月20日(木・祝)午前 3月20日(木・祝)午後
第1会場

 

 

シンポジウム1(公開)

 

 

 

シンポジウム3(公開)

 

シンポジウム5(公開)

 

シンポジウム7

 

第2会場

シンポジウム2(公開)

 

シンポジウム4

 

シンポジウム6

 

シンポジウム8

 

第3会場

303~305 久井情在

306~309 中澤高志

 

 

311~313 阪上弘彬

314~316 村山朝子

317~318 木場 篤

 

333~335 森本健弘

336~339 矢野桂司

 

 

シンポジウム9

 

 

第4会場

401~403 鍬塚賢太郎

404~406 山本健太

407~409 高橋環太郎

 

411~413 渡邊瑛季

414~416 有馬貴之

417~419 坂口 豪

 

431~433 渡邊敬逸

434~436 浅野敏久

437~439 佐藤香寿実

 

 

第5会場

502~504 佐藤正志

505~507 駒木伸比古

508~509 香川貴志

 

511~513 田中健作

514~516 谷本 涼

517~519 小泉 諒

 

531~534 宮地忠幸

535~536 佐々木 緑

537~539 清水和明

 

544~546 橋本 操

 

 

 

第6会場

601~603 山元貴継

604~606 宮本真二

607~609 渡辺理絵

 

611~612 荒又美陽

613~614 大平晃久

615~616 大城直樹

 

631~633 野中健一

634~636 浅田晴久

637~639 渡辺悌二

 

 

 

第7会場

704~706 石川慶一郎

707~709 畠山輝雄

 

 

711~713 矢澤優理子

714~717 手代木功基

 

 

733~736 青山雅史

737~739 目代邦康

 

 

744~747 鈴木比奈子

 

 

 

第8会場

802~804 林 武司

805   小寺浩二

806~809 藤部文昭

811~813 野澤雅人

814~816 平野淳平

817~819 岩永博之

831~833 千葉 晃

834~836 市野美夏

837~839 永田玲奈

 

 

 

第9会場

903~905 中島弘二

906~909 佐藤善輝

 

 

911~913 高橋直也

914~916 高波紳太郎

917~918 堀 和昭

919   大上隆史

931~933 小松原 琢

934~936 渡邉達也

937~939 松岡憲知

 

944~946 小森次郎

947~949 八反地 剛

 

 

春季学術大会における各研究グループの研究集会開催について

1.日時および会場 3月20日(木・祝)午後.3号館8階で開催されます.会場はグループ名の後に示します.
2.集会および話題提供

―14時~15時30分開催―

地図・絵図資料の歴史GIS研究グループ(8階801教場)
平井松午(徳島大・名誉):伊能忠敬記念館所蔵の地方測量図――伊能図との比較――
小田匡保(駒澤大):駒澤大学図書館所蔵 多田文男教授旧蔵地図整理の経緯と稀覯図

海の地理学研究グループ(8階802教場)
池口明子(横浜国立大):研究グループの設立趣旨について
菅 浩伸(九州大):浅海底の調査と海域情報プラットフォームの必要性
大谷侑也(摂南大):ミクロネシア連邦における密接したサンゴ・マングローブ環境の成立要因の解明
Delaney, Alyne(東北大):「海漁」――日本の沿岸地域におけるレジリエンスの醸成――
小室 隆(関東学院大):宍道湖で爆発的に増えた水草の遷移

都市気候環境研究グループ(8階803教場)
一ノ瀬俊明(国立環境研):都市気候研究の持続可能性

ジェンダーと空間/場所研究グループ(8階804教場)
中島芽理(神戸大・院):女性アルコール依存症者の「癒しの場所」――シスターフッドによる自律的なリズムの形成――

地理教育国際共同研究グループ(8階805教場)

GISと社会研究グループ(8階806室)
栗山絵理(東京学芸大学附属高)ほか:「今昔マップ」表示地域の拡張

共生社会と地域問題研究グループ(8階807教場)
中村 努(中京大):地域包括ケアの豊明モデルと今後の展開

土地利用・陸域変化研究グループ(8階808教場)

持続可能な観光地域研究グループ(8階809教場)

―15時30分~17時開催―

中国地理研究グループ(8階801教場)

台湾の地理研究グループ(8階802教場)

水文地理学研究グループ(8階803教場)

サービス化と流通の地理学研究グループ(8階804教場)

エスニック地理学研究グループ(8階805教場)
市川 凜(神戸大・院):日本におけるインド料理の形成――メディア表象と在日南アジア人の視点から――
申 知燕(お茶の水女子大):都市郊外における移住者の子弟教育とエスニック・ネットワーク

成熟社会におけるローカル・ガバナンスの地理学研究グループ(8階806教場)
美谷 薫(大分大):現代日本における基礎自治体レベルの行政地域システム

空間的な視野に基づく交通研究グループ(8階807教場)

社会調査・地域統計研究グループ(8階808教場)
埴淵知哉(京都大):ユーザー参加型調査アプリによる景観画像収集の可能性と課題

産業経済の地理学研究グループ(8階809教場)
富樫幸一(岐阜大・名誉):ポスト地域構造論の工業地理学からこれからの経済地理学へ―─問題の提起─―

都市の社会・文化地理学研究グループ(8階810教場)
中川雄大(國學院大):コンクリートブロック建築と戦後日本
コメンテーター:森 正人(三重大)