2024年秋季学術大会 大会案内

 2024年日本地理学会秋季学術大会を南山大学にて下記の要領で実施いたします.

1. 大 会 日 程

9月12日(木)
~18日(水)
  高校生ポスターセッション(オンライン開催)
9月13日(金) 15時00分~17時00分 代議員会(S棟S23教室)
9月14日(土) 9時20分~15時00分 口頭発表
  9時00分~18時00分 ポスター発表 (コアタイム:17時~18時)
  13時00分~16時00分 シンポジウムS1:世界地誌学習の新たな方向性――東南アジア・オセアニア――(第1会場)(日本地理学会地理教育公開講座委員会主催公開シンポジウム)
  15時30分~17時00分 2023年度吉野賞受賞記念講演(第2会場)
  16時00分~18時00分 公開講座GIS講習会 GISで地域学習――地形学習や現地調査を体験してみよう――
  18時00分~20時00分 懇親会(リアン)
9月15日(日) 9時00分~11時40分 シンポジウムS2:20世紀前半の東アジア海域における海上交通の発達と沿岸地域の動向(第1会場)
  9時20分~16時00分 口頭発表
  9時00分~16時00分 ポスター発表(コアタイム:13時00分~14時00分)
  13時00分~16時00分 シンポジウムS3:高度成長期中国における国家スケールの空間構造変化(第1会場)
  13時00分~16時30分 シンポジウムS4:現代的な地方自治の課題に対する地理的枠組みの探求――ローカル・ガバナンスにおける地域とは何か?―― (第2会場)
  14時00分~17時00分 研究グループ集会

9月16日(月)

9時00分~16時30分 巡検第1班 尾張名古屋の過去・現在・未来

 

9時00分~16時15分 巡検第2班 高杉さん家のオトク旅――在来資源を生かした村のチャレンジを探る――

2.大 会 会 場 

南山大学
〒466-8673 愛知県名古屋市昭和区山里町 18

3.会場への交通案内

 会場へは,南山大学山手通門より入構下さい.名古屋市営地下鉄名城線「名古屋大学」駅より徒歩約6分,「八事日赤」駅より徒歩約8分.地下鉄鶴舞線「いりなか」駅より徒歩約20分.駐車場はございませんので,公共交通機関でお越し下さい.
 会場への交通アクセス URL https://www.nanzan-u.ac.jp/Information/access.html
 主要駅からは以下の通りです.
 〔新幹線・名古屋駅から〕
 名古屋駅から名古屋市営地下鉄東山線「本山」駅にて,名城線に乗り換え.
 〔中部国際空港から〕
 中部国際空港から名鉄空港線「金山」駅にて,名城線に乗り換え.

受付 S棟3階中央学生ラウンジ 3階 ポスター会場 S棟3階
第1~3会場 S棟2階 書籍等展示 S棟4階
第4会場 S棟2階 会員控室 S棟4階
第5~6会場 B棟2階 懇親会 リアン

受付のあるS棟は玄関のあるフロアーが3階となります.

4.大会参加の諸費用

 事前参加登録期間hは2024年9月6日(金)23:59 までとなります.

事前支払大会参加費: 正会員 3,000円
  正会員(学生会員) 1,500円
  一般(非会員) 3,500円
  学生(非会員) 2,000円(ただし,高校生以下は無料)
事前支払懇親会費   5,000円(院生・学部学生2,000円)
当日支払大会参加費: 正会員 3,500円
  正会員(学生会員) 2,000円
  一般(非会員) 4,000円
  学生(非会員) 2,500円(ただし,高校生以下は無料)
当日支払懇親会費   6,000円(院生・学部学生2,500円)

 公開シンポジウムのみ参加される非会員の大会参加費は無料です.
 発表要旨集:2,000円 会場受付で販売します.また,事前参加登録サイトから発表要旨集の購入を申し込み,参加費と合わせて要旨集代金をお振込みいただいた方は,会場受付で受け渡しとなります.
 事前振込をされた方は,受付完了メールをプリントアウトすれば適格請求書として使用できます.また,大会参加費等を勤務先で会計処理する場合は,振込時にATMで発行される振替証(あるいは,振替を証明する画面のスクリーンショット等)を御使用下さい.学会としての領収書は,原則として発行いたしません.
 当日支払大会参加費の領収についてはレシートを発行します.特に,領収証を必要とされる方は,受付手続きの際にお申し出下さい.

5.シンポジウム概要

・シンポジウムS1:世界地誌学習の新たな方向性――東南アジア・オセアニア――

 東南アジア・オセアニアの地誌学習に関連して,静態地誌の問題点からの脱却,動態地誌の視点,比較地誌の発展,動態地誌に基づく比較地誌,動態地誌に基づく比較地誌,地誌学の視点と方法,グローバリゼーション,ローカリゼーション,サステイナビリティといった概念を中心にして,世界地誌学習の新たな方向性を考えていきたい.

プログラム

・シンポジウムS2:20世紀前半の東アジア海域における海上交通の発達と沿岸地域の動向

 日露戦争後から太平洋戦争開戦前までの20世紀前半の東アジア海域(日本海,黄海,渤海,東シナ海)における,汽船の発達による日本を中心とした海上交通網(通信網を含む)の形成と人と物の輸送,情報伝達の実態とともに,汽船の拠点となる港湾都市を中心とした沿岸地域の社会経済的な動向を解明する.これらを通じて,20世紀前半において東アジア海域が地域形成に果たした役割を明らかにする.
プログラム

・シンポジウムS3:高度成長期中国における国家スケールの空間構造変化

 大きく変化する中国を理解するために,とくに1990年代から2010年代までを高度経済成長期と捉え,そこでどのような空間構造変化が生じたのか,国家スケールで考察する.討論者に中国でフィールド調査を行ってきた地理学研究者を揃え,経済のみならず,文化,人口,都市・農村などについて多面的な議論を展開することで,新たな中国像の構築をめざす.
プログラム

・シンポジウムS4:現代的な地方自治の課題に対する地理的枠組みの探求
           ――ローカル・ガバナンスにおける地域とは何か?――

 近年,地方自治に関わる諸分野では,様々な地理的単位や多様な主体による運営が出現する中,「地域」の重要性が増している.一方,「地域」は曖昧なまま用いられることも多く,成果や課題を論じるには構築されてきた地理的枠組みの検証が求められる.この点で,地理学の貢献可能性は高い.本シンポジウムでは,様々な分野における「地域」の形成や運営の実態と課題から,今後の地方自治における地域のあり方を展望する.
プログラム

6.会場周辺の宿泊施設について
 連休中の開催であり,観光客が増加していることから,宿泊施設は混雑が予想されます.宿泊予定の方は,各自で早めの予約をお願いします.名古屋市内のホテルを中心に御利用下さい.なお,「名駅(名古屋駅)」・「栄」・「金山」・「伏見」あたりのホテルであれば,地下鉄へのアクセスが便利です.

7.食事の案内
 昼食のための弁当注文はありません.土日のため学内の食堂も営業していません.山手通門周辺の道路沿いにいくつかの飲食店とコンビニエンスストアはありますが,昼食時は混雑が予想されます.各自,来場される前に昼食を用意されることをお勧めします.

8.託児所について
 お子様を連れて御参加の方は,名古屋駅の託児施設「一時お預かり専用託児所はないと」を御利用できます.託児所利用希望の方は,直接申し込んで下さい.利用時間帯,利用料金,支払方法等の詳細につきましても直接お問い合わせ下さい. 
 なお,御予約の際には特記事項欄に「日本地理学会学術大会に参加」と御記載下さい.
 同日は一般の御利用者もおりますので,特に御利用が確定されている方は,お早目の御予約をお願いいたします.
 託児所はないと 予約サイト URL https://hanaito.co.jp/reservation/

9.巡検の集合時間・場所

第1班「尾張名古屋の過去・現在・未来」(日帰り)
 9月16日(月) 9時 名古屋駅JRセントラルタワーズ 15F

第2班「高杉さん家のオトク旅――在来資源を生かした村のチャレンジを探る――」(日帰り)
 9月16日(月) 9時30分 瑞浪駅前

10.口頭発表について
 プログラム中の人名の*印は口頭発表者を表します.発表時間は討論・交代時間を含めて19分とし,1鈴12分,2鈴15分(発表終了),終鈴19分(討論終了)となります.発表時間枠が固定されていますので,発表者および座長は発表時間を厳守して下さい.
 なお,円滑なプログラム進行に御協力いただくため,液晶プロジェクターの使用者はWindows版のPowerPoint2021で正常に表示されることを確認したファイルを, USBメモリー (Type-A端子,Windows で読み込めるフォーマット)に保存して御持参下さい.会場校で用意するPCのOSはWindows11です.事前に各自で必ずウイルスチェックを行い,発表会場の午前,午後の最初の発表開始20分前までに担当者に渡して下さい.発表後,パソコン上のファイルは御自身の責任で削除をお願いいたします.
 また,備え付けのHDMIケーブルを利用し,持参ノートPCを利用することも可能ですが,変換アダプター等が必要な場合は御自身で御用意下さい.

11.ポスター発表について
 ポスター発表は,9月14日(土)9時~18時と15日(日)9時~16時に,ポスター会場(S棟3階(地上階))で行います.展示場所を指定しますので,この場所で口頭説明を行って下さい.口頭説明の時間は任意ですが,今大会では,14日(土)の17時~18時と15日(日)の13時~14時を口頭説明のコアタイムとして設定します.発表者はこの時間帯に20分程度の口頭説明と質疑応答を行って下さい.ポスターの標準的なサイズはA0サイズ(841mm×1189mm)1枚です(このサイズ以下であれば掲示は可能です).会場での資料等の配布は自由です.
 掲示方法は会場係の指示に従って下さい.掲示に必要な画鋲類は用意しております.展示物は9月14日(土)9時から掲示できます.9月15日(日)15時から16時の間に各自の責任で片付けて下さい.15日(日)17時の時点で片付けられていないポスター等は,大会実行委員会にて処分します.

12.出張依頼状について
 (1)出張依頼状の必要な方は,1.出張期間 2.依頼状提出先 3.依頼状送付(返信)先を明記し,切手を貼付した返信用封筒を同封の上,学会事務局へお申し込み下さい.
 (2)発表要旨集の定期購読をされている方で発表要旨集が9月10日(火)までに未着の場合は,学会事務局へお申し出下さい.

13.第3回公開講演会「尾張名古屋の成り立ちを地理学的視点から解き明かす」(市民向け公開講演会)
 日 時 9月15日(日) 13時~16時
 会 場 南山大学 B11教室
 プログラム
  1)藤本 潔(南山大学):尾張名古屋の地形と植生
  2)山村亜希(京都大学):名古屋城下町における都市空間の形成
  3)伊藤健司(名城大学):商業・工業の立地からみた名古屋経済の変化
 定 員 対面会場:300名(申込不要・参加費不要)直接会場で受付
     オンライン参加:50名(要申込・参加費不要)日本地理学会ホームページよりお申し込み下さい.
     市民向け行事のため,市民の参加を優先します.
 主 催 公益社団法人日本地理学会
 共 催 南山大学 南山エクステンション・カレッジ
 後 援 愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会
 連絡先 日本地理学会企画専門委員会 作田龍昭(kikaku@ajg.or.jp)
     南山大学総合政策学部 藤本 潔(kfuji@nanzan-u.ac.jp)

14. 公開講座 GIS公開講習会:GISで地域学習――地形学習や現地調査を体験してみよう――
 主 催 日本地理学会地理教育専門委員会,協力:ESRIジャパン
 日 時 9月14日(土) 16時~18時00分
 会 場 南山大学S棟S49教室
    対象者 小中高の先生,地理教育に関係のある方
 内 容
 GIS を用いた現地調査や地形学習を体験する無料ワークショップです.会場となる南山大学に広がる地形を例に,地域学習への GIS 活用法を御提案します.GIS の知識は必要ありませんが,参加者 (事前申込制) は,インターネットに接続可能な端末を御持参下さい.
 申込先 URL https://www.esrij.com/events/details/177120/
 申込期限 9月6日(金)
 定 員 20名.期限前であっても定員に達した時点で締め切ります.

15.無線LAN利用について
 大会当日は,eduroamによるインターネット接続が利用可能です.eduroamに参加している教育研究機関に御所属の方は,eduroamJPのWebページ(https://www.eduroam.jp/)を参考に事前に利用アカウントの申請と利用端末の設定をお願いします.eduroamに参加していない機関に御所属の方は,南山大学で発行したゲストアカウントの御利用ができますので,参加登録時に登録下さい.

16.学内での喫煙について
 南山大学では指定喫煙所はなく,大学の敷地・施設内で全面禁煙化されています.大学敷地外での喫煙も近隣への迷惑となりますので御遠慮下さい.

17.大 会 役 員
大会実行委員長:藤本 潔(南山大)
大会実行委員:伊賀聖屋(名古屋大),伊藤健司(名城大),大八木英夫(南山大),齋藤 仁(名古屋大),冨田啓介(愛知教育大),中村 努(中京大),羽佐田紘大(奈良大),橋本 操(岐阜大),福本 拓(南山大)

18.口頭発表座長表

  9月14日(土)午前 9月14日(土)午後 9月15日(日)午前 9月15日(日)午後
第1会場

 

シンポジウムS1 シンポジウムS2 シンポジウムS3
第2会場

202~204 岩永博之

205~207 赤坂郁美

208~209 浜田 崇

 

211   浜田 崇 

212~214 加藤内藏進

215~216 長谷川直子

吉野賞受賞記念講演

232~235 小寺浩二

236~239 林 武司

 

 

シンポジウムS4
第3会場

304~306 田力正好

307~309 熊原康博

311~312 堀 和明

313~315 小岩直人

332~333 坪井塑太郎

334~336 岩船昌起     

337~339 鈴木比奈子

344~345 江口誠一

346~348 濱  侃

第4会場

404~406 米家志乃布

407~409 中條暁仁     

411~412 河原典史     

413~415 椿 真智子

434~436 麻生 将

437~439 松岡由佳

444~446 林 琢也

447~449 野中健一
第5会場

505~507 井田仁康

508~509 鈴木 允

511~513 丹羽孝仁

514~515 久井情在

534~536 小島泰雄

537~539 池谷和信
 
第6会場

604~606 塚本僚平

607~609 伊賀聖屋

611~612 美谷 薫

613~614  豊田哲也

615~616 菊池慶之

632~634 松井圭介

635~636 坂口 豪

637〜639 有馬貴之
 

秋季学術大会における各研究グループの研究集会開催について

1.日時および会場 9月15日(日)午後.S棟5階で開催されます.会場はグループ名の後に示します.

2.集会および話題提供

―14時~15時30分開催―

ジェンダーと空間/場所研究グループ(S51)
『ジェンダーの視点でよむ都市空間』講評会

国際経済・経営地理学研究グループ(S52)
Wang Xuesong (Graduate student, Ritsumeikan Univ.): Proximity and network formation:
 A cross-cultural perspective on managerial sustainability.

都市地理学研究グループ(S53)
甲斐智大(大分大)・林  凌(武蔵大):「ヤンキー」であること/「ヤンキー」を制御すること――福岡県筑後地区における不良文化と地方都市
丹羽孝仁(金沢大): 人口移動に関する社会ネットワーク分析の可能性と課題

サービス化と流通の地理学研究グループ(S54)

水文地理学研究グループ(S55)

都市気候環境研究グループ(S56)
鈴木信康(筑波大・院)・日下博幸(筑波大):気象衛星から観測されるタイ・バンコクの雲量に対する都市の影響.
大和田春樹・大和田道雄(一般社団法人 気候環境研究会):伊勢湾岸地域における都市の高温化の特徴

地図・絵図資料の歴史GIS研究グループ(S57)
山元貴継(琉球大):法務局備付地図データを活用した歴史地理学的研究の可能性と課題.
古関大樹(同志社大・非常勤):法務局資料の特性と注意点.

持続可能な観光地域研究グループ(S58)

―15時30分~17時開催―

空間的な視野に基づく交通研究グループ(S51)
山田淳一(立正大):大学における鉄道会社との地域連携の展開と試み
 ――立正大学における秩父鉄道との活動実践.

産業経済の地理学研究グループ(S52)
遠藤貴美子(敬愛大):東京都墨田区における中小企業と新規創業者・クリエイターとのネットワーク
 ──構想の共有と具現化の過程に注目して.

近代日本の地域形成研究グループ(S56)

都市の社会・文化地理学研究グループ(S57)