2023年日本地理学会春季学術大会は,東京都立大学での開催を予定しております.本大会で発表を希望される会員は,日本地理学会ホームページの「発表予定者へのお知らせ」を参照の上,2023年1月6日(金)正午~20日(金)23:59の間に登録を行って下さい.今回から,登録の際に会員IDの入力が必須になりましたので御注意下さい.
1.日 程
2023年3月25日(土)~27日(月)(27日は巡検,総会・代議員会は3月24日(金)午後)
2.会 場 東京都立大学(南大沢キャンパス)
3.連 絡 先 〒192-0397 東京都八王子市南大沢1-1
東京都立大学大学院都市環境科学研究科地理環境学域 鈴木毅彦
e-mail:suzukit【at】tmu.ac.jp
4.一般発表の形式と方法
一般発表には,①口頭発表と②ポスター発表があります.発表者(連名発表の場合は第1著者および口頭説明者)は日本地理学会の会員に限ります.口頭発表およびポスター発表を通じて,筆頭で発表(もしくは口頭説明)できる演題は1題のみです.シンポジウム発表との重複はこの限りではありません.発表申し込みには会員IDが必要です(会員IDを持たない入会希望者の発表申込については,学会事務局まで問い合わせて下さい).会員IDは「地理学評論」送付封筒宛名のラベルに書かれています.
1)口頭発表は,発表時間15分,質疑応答4分です.後日発表されるプログラムの時間に行って下さい.発表に際してプロジェクタを使用できます.会場での資料配布はできません.プロジェクタを使用する場合には,Windows版のPowerPoint 2016で起動するファイルをUSBフラッシュメモリに保存して持参して下さい.事前に各自でウイルスチェックを必ず行って下さい(なお万が一,オンライン開催になる場合には,Zoomを用いますので,各自で予めZoomの利用方法を確認しておいて下さい).
2)ポスター発表は,指定された展示場所に掲示し,20分程度の口頭説明を行って下さい.口頭説明の時間は任意ですが,今大会では,25日(土)17時~18時と26日(日)の11時40分~12時10分を口頭説明のコアタイムとして設定します.ポスターの大きさは幅90㎝×高さ180㎝×1枚です.ポスター会場では資料配布も可能です.
5. 発表申し込み方法
一般発表およびシンポジウム発表は,本学会ホームページから発表登録(登録期間:2023年1月6日(金)正午~1月20日(金)23時59分)をすませた上で,発表要旨集版下原稿のPDFファイルを送付して下さい.登録の方法や版下原稿の作成要領,送付の手続等については,日本地理学会ホームページの「2023年春季学術大会発表予定者へのお知らせ」を参照下さい.なお,登録最終日は混み合いますので,余裕をもって登録下さい.
一般発表において,関連する複数の発表を連続する時間帯(口頭発表)あるいは場所(ポスター発表)にまとめることができます(グループ発表).グループ発表を希望する場合は,その責任者が発表者名と演目を発表順に記したリストを,1月20日(金)までに集会専門委員会までお送り下さい(電子メール可).また,シンポジウムについては,オーガナイザーがプログラム案を上記期日までにお送り下さい.
なお,プログラム編成は集会専門委員会が全体計画の中で行いますので,発表日時に関する要望を受け付けることはできません.締切り期日および要旨執筆体裁等の規定を厳守して下さい.
6. 研究グループ集会の会場申し込み
研究グループの集会は,3月26日(日)13時~17時に開催できる予定です.希望される場合は,①研究グループ名,②責任者氏名・連絡先,③開催希望時間(13時~15時あるいは15時~17時のいずれか),④参加見込み人数を1月20日(金)までに学会事務局気付で集会専門委員会宛に申し込んで下さい(電子メール可).会場に限りがあるため御希望に添えない場合もあります.会場は提供しますが,その他の準備はできません.会場校の負担軽減および一般発表の充実に御協力下さい (なお,オンライン開催になる場合には,研究グループ用のZoomは準備できません).
7.大会参加申し込み・参加費
大会参加費については,オンラインによる事前登録,郵便振替による事前払い込み制度を導入します.詳細については,学会ホームページ(2月下旬頃掲載)でお知らせいたします.その際,宛名ラベルに書かれている会員IDが必要になります.高校生以下は無料です.
8.高校生ポスターセッション
質疑応答の機会を設け,会長賞・理事長賞を授与する予定です.申し込み方法等詳細は,学会ホームページに掲載します.
9.巡検の内容,参加申し込み,参加費
第1班「自然と共生するニュータウンのまちづくり――南大沢地区の挑戦――」
趣 旨
多摩ニュータウン開発の過去と現在を概観したうえで,従来のニュータウン開発の問題点などを踏まえて開発された南大沢地区のニュータウンのさまざまな様相を徒歩で景観観察しながら検討する.南大沢地区のニュータウン開発の1つのコンセプトは「自然と共生するまちづくり」であり,その様相を体感するとともに,その姿から未来のニュータウンの様相を展望し,問題点などを考察する.
集 合
3月27日(月)9時30分に東京都立大学(南大沢キャンパス)正門前
解 散
3月27日(月)16時30分(予定)京王相模原線南大沢駅(京王相模原線堀之内駅でも解散可能)
コース
東京都立大学正門前(9:30集合)―桜並木の遊歩道を散策しながら南大沢五丁目―南大沢緑地―都立小山内裏公園―戦車道―京王多摩境駅―(京王相模原線)―南大沢駅(昼食)―南大沢三丁目―南大沢三丁目清水入り緑地―長池公園―長池見附橋―見附ヶ丘―せせらぎ緑道―京王堀之内駅(希望があればここでも解散可能)―(京王相模原線)―南大沢駅(解散16:30を予定)
案内者
菊地俊夫(都立大)・鈴木毅彦(都立大)・仁平尊明(都立大)・坂本優紀(都立大)・宮本保宏(都立大)・小林健人(長池公園副園長)
募集人員
20名(徒歩巡検であり,コロナ対策で密を防ぐため少人数で行います)
参加費
500円 保険加入料と資料代(巡検で使用する公共交通機関の交通費,および昼食代は個人負担)
その他
歩きやすい服装でご参加下さい.雨天の場合は荒天でなければ,実施しますので,傘やレインコートなどの雨具を用意して下さい.
申込締切り 定員に達しましたので締め切らせていただきました.2023年3月7日(火)
参加申し込み
氏名と所属,および連絡先(電話とメールアドレス)を明記してyukis【at】tmu.ac.jp(東京都立大学大学院都市環境科学研究科観光科学域 坂本優紀)までお願いします.定員になりましたら締め切らせていただきます.
第2班「大都市圏郊外の建造環境の変化とリノベーション――:『オールドタウン』化に抗う多摩ニュータウンの取組み――」
趣 旨
多摩ニュータウン事業は,高度経済成長による住宅難への対応と,それに伴う急速なスプロールの防止を目的として,良好な住宅市街地の形成を目指して行われてきた.その後,時代の要請に応じて,業務施設を誘導し,今日では多機能複合都市に発展している.しかし現在,初期入居地区では,団地の老朽化,住民の高齢化,近隣センターの活力低下などの課題が顕在化し,再生が必要となっている.同時に,公共施設や公園等の改修が進められ,商業施設の再編成も緩やかに進行している.
こうした状況について,1)人口規模と空間的な広がりの縮小,2)空き家やフード・デザートなど「縮退」に直面する地区や業務機能の新たな集積との対比,3)就業や就学の場と生活活動の変化との関係,4)ジェンダーをはじめとする社会関係や世帯の変容,5)主婦層,定年退職を迎えた団塊世代,学生など多様な主体による再編の取組などの視点から現地での視察を行いたい.
本巡検では,現在大規模なリノベーションの過程にある,1970~1980年代にかけて開発された多摩センターから永山にかけての地区をみて回る.具体的には,商業施設の移り変わり,公園,公共施設のような公共空間の改修,少子化にともなって廃校となった小中学校校地の再利用,集合住宅の建て替えの現場を視察し,ニュータウンの建造環境の変化を考える.
集 合
3月27日(月)9時 京王多摩センター駅南口
解 散
3月27日(月)17時 京王永山駅(小田急永山駅も利用可能)
コース
京王多摩センター駅(集合)―パルテノン大通り(駅周辺商業施設)―公園・住宅地・近隣センターの現況―パルテノン多摩(改修された公共施設,学芸員による説明)―民間マンション開発地域―長谷工マンションミュージアム見学―京王永山へ電車移動―旧西永山中学校跡地利用(福祉施設等)等―UR団地リノベーション(MUJI×永山団地),諏訪団地建替え―京王永山駅(解散)
そのほかにも商業施設跡地でのコミュニティ再生計画などの視察を検討しており,一部の行程が変更になることがあります.ご了承下さい.
案内者
中川秀一(明治大)・箸本健二(早稲田大)・三橋浩志(文科省)・荒又美陽(明治大)
募集人員
20名
参加費(地理学評論第96巻第1号掲載部分を変更しましたので御注意下さい)
2,000円(資料代,保険代等を含む.ただし,電車料金,施設入館料は含みません.念のため1000円ほどご準備下さい)
その他
歩きやすい服装で御参加下さい.
申込締切り 定員に達しましたので締め切らせていただきました.2023年3月11日(土)
参加申し込み
shu1【at】meiji.ac.jp までメールでお申し込み下さい.氏名,所属,携帯電話・e-mailなどの確実に連絡ができる連絡先を合わせてお知らせ下さい.
備 考
経済地理学会と共催します.2023年5月26日(金)~5月28日(日)に専修大学神田キャンパスで開催される第70回経済地理学会大会のプレ企画エクスカーションを兼ねています.経済地理学会2023年度大会「大都市圏郊外の再編」については,こちらのURLを御参照下さい.URL https://www.economicgeography.jp/meeting/meeting2023vol1/